これはスゴイ!!モーラナイフが黒錆加工でカッコよくなりました!!

tamaco

2020年06月14日 18:55






先日購入した、モーラナイフを黒錆加工してみます。



↑↑↑ このナイフが黒光りするらしいです。

さらに男前になるのでしょうか?!

ちなみに、『モーラナイフ』と検索すると
『モーラナイフ 黒錆加工』と上位に検索エンジンに出てきます。

けっこうメジャーな作業のようです。


カーボンスチールは錆びに弱く、放っておくと直ぐに赤錆が発生するようで、
それを抑えるのが黒錆とのこと。錆には錆を的な?!


黒錆は自然に出来るものではないので、人工的に作ってあげるようです。

それによって、カーボンスチールの錆に対する強さが飛躍的に向上するとのこと!

※ ステンレス刃には黒錆加工が無意味なので注意してください。
  液につけても、なにも変らないそうですよ。





必要な材料は、

・濃い紅茶  (タンニンが効くらしいです)
・お酢  (もしくはレモン汁:ポッカレモンでも可)
・ペットボトル


以上!!

これは、とてもお手軽そう!!


まずは準備です。

最初はもちろん、汚れ落としです。
皮脂が残っていると、そこには黒錆が付きませんからシッカリと行ってください。
また切れ味がイマイチでしたら、ここで研ぎましょう。
黒錆加工後の研ぎは、研いだトコロの表面加工がなくなってしまうようです。


次に濃ーい紅茶を作ります。
100mlに対してТパック1個使用しました。
沸騰したお湯に、パックを破って取り出した茶葉を直接鍋に投入して
5分くらい煮詰めました。(400mlの濃い紅茶を作りました)
(その方が確実に濃いタンニンが抽出できると思いました。)


水400mlで作りましたが、実際出来上がった濃い紅茶は200ml~250mlとなりました。
約1/2の量になったので、参考になさってください。



そこにお酢を加えてナイフを投入。


割合は紅茶:お酢=7:3もしくは8:2というのをよく拝見します。
神経質に測らなくても好さそうです。
私も目分量で入れました。


そして、しばらく待ちます。




・・・が、待ちきれずに、10分後にちょっと見てみます(笑)。

おぉ!付いています!
10分しか経っていませんが、ちゃんと黒くなっています。



そして、1時間後というと・・・

うわ!か、かっこいいーーーー。ちゃんと黒い!

写真では大きく変化がないように映っていますが、
1時間後の方は深みのある黒になっています。


ニオイはというと・・・、鼻を近づけるとお酢のニオイがします。
うっすら鉄のニオイもします。
部屋に充満するほどではないので、安心して室内で作業ができます。



これを更に2時間ほど放置しました。




そして・・・

おぉ~、黒い!!!

テンションが上がりますーーー。


しかしここで絶対にブレードを触ってはいけません!!

軽く(本当に軽く)水で洗い落として、水を切ってから、即ドライヤーで乾かします。

この際、刃先を下に向けて、片面づつ 一気に乾かします。


交互にちょっとづつ乾かしていくと
乾きムラが出来てしまいますので ご注意を!!

この『交互に』というのは、表を半分くらい乾かしたら、
裏返して半分くらい乾かして、また今度は表側・・・
とコロコロ乾かす面を変えることを言います。

最初、私はこの方法でムラが出来ました(笑)。
実は♯1000→♯1200の耐水ペーパーでやり直しをしています!!(爆)



そして今回、行えば行うほど黒くなるのかを試してみました。
(都度、液は作り直しています。)



1回目

実は乾かす前に写真を撮ってしまいました。乾燥するともう少し黒っぽい色でした。
(正確な比較ができておらず、申し訳ありません・・・。)


2回目

こちらは乾燥後に撮影しました。1回目よりかなり黒くなっています。


3回目

???今回はほとんど変わらないです。


回数を重ねるごとに深みのある黒刃になると思っていましたが、
私の場合は2回で充分ということになりました。


最後に、
私はオリーブオイルを塗って、気持ちばかり錆止めを行います。
不乾性油(椿油、オリーブ油)であれば使用できます。

半乾性油(菜種油)や乾性油(アマニ油、エゴマ油)
は固着してしまうので使用しない方が無難と
日本刀のサイトですが記載していました。


機械油(防錆潤滑剤)も使えるようです。
しかし食材を切る可能性があるので今回は使用しません。

before




after





また、黒錆加工の効果は永久に続くわけではないので
コーティングがとれると赤錆が発生します。
その際は、再び黒錆加工を行って、コーティングをします。


自然光で撮影

真っ黒です。すっごくカッコいい・・・。






ちなみに、ここまで手順をウンチク言いましたが・・・・



ガンブルー液という溶剤を使えば
短時間でナイフの黒錆加工ができるようです(笑)。
3,000円前後で購入できます。


楽天市場さんより:バーチウッド スーパーブルー ガンブルー液 90ml


しかも!ステンレス用もありますので、興味のある方は是非試してみてください。
   
Amazonさんより:G.スミス.S シャイニーブルー ガンブルー液 - ステンレス用 - 100ml


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